スクールを選ぶことは、最初の目的として「今より上手になりたい」でしょう。
他には「もっとバスケットがしたい」とかもあるでしょう。
しかし、どのようなスクールを選んでるかは、「ちかいから」「楽しそうだから」とかが上位にくる場合も多いかと思います。
選ぶ理由は、なんでもいいのですが、選ぶ理由と選んだスクール環境が合ってるかどうかはどうでしょうか?
今年の夏前にトライアンフスクールの見学を希望した保護者がいました。
子ども抜きで、5回ほど私たちの活動を見学し、私たちの話を聞き、保護者として納得した上で、子ども連れてきました。
こんなことは、初めてです。
なぜなら、普通は、子どもを連れてきて、子どもがここでしたいかどうかが焦点となることが普通だからです。
まずは、保護者が、スクールの環境を自分の子どもに合うかどうか、また将来性をゆだねることができるかどうかを、保護者目線で見極めたうえで、次に子どもがするかどうかとして最後につれてくることは、保護者に子育てのビジョンがあるということです。
私は過去に、私の子どもを幼稚園に預けるときに、妻と五ヶ所くらい幼稚園をまわり、一番子どもに合った幼稚園を選びました。
そのときのことを思い出しました。(笑)
選ぶ理由は、様々な要素があります。
@距離
A時間帯
Bスクールの方針
C指導者
D費用
などがあるでしょう。
こうやって選んでみると、「距離は遠いけど、安いから」とか、「あそこの指導者がいいんだけど、時間帯が合わないので、別のところにした」とか、なんらかの理由が思い浮かぶでしょう。
そして、その理由がはっきりしていけば、次はどうしたらいいのかがみえてきます。
このことは、子どもを育てていく上で、大切な考え方の一つとなっていくでしょう。
ずいぶん以前の話ですが…。
ある高校に、ベアーズ出身の子がいきました。
ある程度の受験校なので、バスケットに力を入れているという感じではなかったのですが、たまたまそこそこできるバスケット経験者が集まり、その保護者たちが動いて、外部コーチをお願いしました。
そして、ベアーズ出身の子が「ディフェンスが出来てるのは、お前だけだね。後は、ディフェンスがなんかわかってないみたい」と言われたとのことでした。
それから、ディフェンスの強化が始まり、ベアーズ出身の子がリーダーとなりチームをまとめたようです。
また、中学校まで、まともなディフェンスの練習をしていないのだから、練習についてこれない者まででてきました。
ディフェンスの練習は、オフェンスより楽しくありません。
つまり、小中学校までに、楽しい練習ばかりしているとこういうことがおこります。
例えば、好きなものしか食べなかったら、嫌いなものを食べなくてはいけなくなったら大変ですよね。
もちろん、オフェンスの練習もつらくきつい練習もありますが、ディフェンスの比ではありません。
よくここで勘違いするようです。
なぜなら、他のチームと比較するのが難しいからです。
オフェンス中心の練習をしているチーム出身で、特に花形選手が潰れていくのは、ディフェンスを頑張らせるチームにはいった場合が多いようです。
余談ですが…。
最近、トライアンフやベアーズに参加する方たちの傾向として、上記の意味がわかって、わざわざトライアンフやベアーズに預けようとする保護者がいることです。
ベアーズのレベルになると、ほぼ100%の子達が、こういう環境を求めています。
一般的に、子どもを預けることの理由の一番は、活動の場所だと思います。
なので、活動の内容とかが一番ではないことが多いのです。
そして、部活以外に他のスクールとの比較はほとんどありません。
私は、必ず、見学に来た子には、他と比べるように話します。
よって、現在の無料体験期間は、一ヶ月くらいを目安にしています。
比較して、きてもらわないと、私たちの活動が、本人にあってるかどうかはわからないからです。
そんな中で、集まってくる子達なので、本当によく頑張ります。
ありがたいことです。
トライアンフで基礎をしたからこそ、各チームで活躍していると思われる子をみかけます。
トライアンフで、あれだけ走らされ、あれだけドリブルをつかされれば、体力やボールの扱いがある程度身についてきます。
しかし、他の子たちは、そこまでしていないので、トライアンフ経験者がボールを運んだり、長くゲームに出ていることとなります。
最初のスタートで、その位置をゲットすれば、試合に出る可能性も高いので、チーム内での中心的存在になっていきます。
それはそれで、トライアンフとしての役目は果たしているとは思いますが、残念なこともあります。
それは、精神的なことを教え損なっている場合があることです。
昨日は、女の子に精神的なことを三ヶ月以上言い聞かせています。
そしたら、昨日の練習ノートに答えが書いてありました。
後は、実行するだけです。
まだまだ、完璧にはならないでしょうが、完璧のイメージが頭の中にはいったようですので、指導者の言うことを素直に聞いて実行するだけです。
もちろん家庭内でもです。
保護者の言うことを、素直に聞いて、お手伝いをしましょう。
*以上の内容では、あまり言うことをきかない子にみえますが、実はそうではなくて、一般的には、とてもいい子です。
他のチームにいたら典型的にチヤホヤされるでしょう。
でも、私は、もっと上のレベルを考えて指導しています。
小学生ですが、中学生や高校生のトップレベルのチームくらいのレベルで指導しています。
私が言ってること理解し、実行できれば、どこのチームに行っても頑張れるでしょう。(笑)
時間は、確実に過ぎていきます。
なにもしなくても、なにかをしても…。
目標があり、その目標に向かっていれば、無駄な時間が少なくなるでしょう。
では、まだ目標が無い場合はどうしたらいいでしょうか?
昨日の練習で、腕立て伏せをまともに出来る子は少ないです。
スポーツに取り組んでる者の基礎体力としてはお粗末です。
こういうことを、しっかり身につけることも大切でしょう。
過ぎていく時間の中に、暇つぶし程度に腕立て伏せや腹筋、背筋、そしてスクワットなどを取り入れてみれば一年後や二年後が大きく変わるでしょう。
以前に、「CMウンコ」ということを指示した子もいます。
テレビをみている間には、CMがあります。
その間、パワースタンスをするということです。
また、その応用で、CMの間、腕立て伏せなど基礎体力作りをしてみてはどうでしょうか?
私は、学生の頃、勉強の間にしたこともあります。(笑)
相談の子は、お姉ちゃんがいて、進路で迷っているということです。
そのことも、親の思いと子どもの思いが食い違っているようです。
子どもは、楽しくバスケットができる道を選びたいようですが、親と顧問の先生はまだチャレンジしてほしいようです。
そして、勉強をさせとけばよかったといってました。
そのことの経験があるから、二番目の子は同じ悩みをかかえたくないようで、勉強もしっかりさせたいと言ってました。
さて、どうなるでしょうか?
私には、なんとなくどんなになるかが想像できます。
想像できるから対策を考えながら導くこともできます。
私は、子どもが小学校の高学年になるまでは、学習塾にはまったく興味がありませんでした。
なのになぜ塾派になったかというと…。
私がバスケットを指導してて思うのが、指導者がいなければ、自分で好きな練習しかしません。
つまり、苦手を克服する練習はしないのです。
これで、上手になりますか?
指導者がいれば、苦手とか得意とか関係なく、バスケットに必要なことを規則正しく練習します。
ある意味、嫌いな練習でもさせられるところから始まります。
そうしているうちに習慣化すれば、または、子どもが納得すれば、得意不得意が関係なく練習されていきます。
そうなるまでは、指導者の力は大きいと思います。
勉強もそうだと思いました。
自分の力だけで勉強していたら、結局、嫌いな科目は後回しになり、しないことが多くなり、さらに不得意になり嫌いになります。
例えば、好きな科目であっても、それは本当に好きではなく、あまり努力をせずに点数がとれることであるから好きな気がしてるだけです。
なので、好きと言っていた科目であっても、努力しないと解けない問題に出会った瞬間に不得意科目になり、嫌いになっていきます。
結局は、食べ物もそうですが、好き嫌いなく食べることが大切です。
しかし、そういった生活習慣がないのに、急にそうなることも大変なこととなります。
小さいときから少しずつ身につけていけば、いいのですが…。
たぶんこの親子は、ずっと迷い続けることでしょう。
いいことも悪いことも、自分のいる位置と進むべき道がよくわかってなさそうでしたから…。
今日、ある方に、息子さんのことで相談を受けました。
練習を増やしたいということで、私のところで出来ないだろうかということです。
その保護者が独身時代から顔見知りですので、気軽に話をしました。
話は気軽ですが、内容は濃かったです。(苦笑)
保護者が言われる内容は、結局、どうしたいの?ということになります。
親はこうしたい、だけど子どもはどうかわからない…。
究極は、親の言うようにさせるのか、子どものいいなりになるのかしかありません。
まぁ、一度見に来るように言いましたが、親子の意見がまとまらなければ、来ないと思います。
トップチームでバスケットをしようと思えば、いろんな意味で「好き嫌い」が無いほうがいいです。
食べ物の好き嫌いはもちろん…。
移動手段
宿泊先
対戦相手
練習内容
指導方法
など、いろいろな意味でです。
さて、トップチームの指導者は、どんな人材を求めてるでしょうか?
バスケットが上手で、指導者の言ってることをやれる人材ではないでしょうか?
どんなにバスケットが上手でも指導者の言ってることが理解できず、自分勝手なプレーヤーはどうでしょうか?
少しくらいバスケットが下手でも、指導者の言うことを理解し、一生懸命に答えようとするプレーヤーはどうでしょうか?
前に書いた「レイアップ」でもそうですが、出来る利き手だけを練習するプレーヤーと、出来なくても一生懸命に頑張り出来るようになるよう努力するプレーヤーはどうでしょうか?
たいがいのトップチームは、バスケットを常に研究している指導者が、その実践をプレーヤーに求めているはずです。
指導者は、バスケットが上手で我侭なプレーヤーを知らず知らずに作っている場合もあるようです。
幸いに、ベアーズ出身は、ほとんどのプレーヤーが、キャプテンか副キャプテンを勤めさせてもらったようです。
時には、ついていけず途中で辞めた子もいるようですが、確立から言えば、相当な確立で前者です。
また、辞めていくような子は、そのことについての指導もしていますが、最後まで理解してない場合もあります。
好き嫌いは、できるだけ無くし、指導者の言うことを素直にきき頑張ってもらいたいと思います。
今日の午後は、ベアーズの練習でした。
最初の参加者は、二人。
試験前や運動会関係でほとんどが休みでした。
試験勉強をする子も、昨日、私に試験前で休みますといいにきたので、次のような会話をしました。
子ども「明日から試験勉強で休みます」
私「好きなバスケットを休んでまで勉強するからには、一番を目指して勉強しなさい」
子ども「え〜、、、10番内を目指します」
私「一番を目指しなさい」
子ども「・・・」
私「お前は、バスケットでいつも優勝を目指して練習しないの?一回戦負けのチームでも優勝を目指して一回戦と、何も考えず、出来たしこ…という感じの一回戦では意味が違うでしょ。優勝を目指すつもりで、一番を目指しなさい」
子ども「は、はい」
どうにか、一番を目指すつもりにはなったようです。(笑)
…ということで、今日は、ベアーズは二人でした。
そしてそのほかに、ちび〜ず(ベアーズ予備軍)が5名ほど。。。
そしてOBが一人という仲、練習が始まりました。
途中で、ベアーズの一人が、どうもガッツがみれません。
ベアーズの中では一番年下で、OBも交えて練習だったので、自分が思ったようなプレーが出来ないことにやる気がなかったように見えました。
そういうとき(かないそうもない相手も目の前にしたとき)ほど、ガッツをみせて頑張って欲しいのに、目が死んでます。
即、練習を辞めさせ、ちび〜ずへ行かせました。
本人はそういうつもりは無いと言いますが、私がどうみえるかが大事と何度も言っています。
最終的には、ベアーズは一人でOB相手に練習することになりました。
こんなときは、日ごろ練習できないようなことをします。
1対1のボールのもらいかたです。
パスは、私が出しました。
OB相手なのでなかなかボールがもらえません。
OBのディフェンスを振り切れないのです。
その後、リバウンドスクリーンアウトの練習をしました。
オールコートを走り回る練習は無かったのですが、相当、足にきてると思います。(笑)
ちび〜ずへ落とされた子は、私が先日観る様に言ったDVDの感想文を書いてもらうことにしました。
そのDVDの中にも、そのこに言いたいことがあります。
なので、感想文の中にそのことが書かれてあったら、ベアーズニ戻れます。
キッズ大会のテレビ放送がありました。
トライアンフはモデルゲームとして、番組の最後でゲームの模様が解説付きでありました。
その解説の中で「左からのレイアップシュート」が上手いというコメントがありました。
トライアンフの目指していることの中に、「レイアップシュートを右も左もできるようになる」があります。
このことは並大抵ではありません。(トライアンフが目指しているものの項目は、ほとんどが並大抵ではありませんが…笑)
子どもたちは、できることは喜んで楽しくできますが、できないことをできるようになるまですることは、嫌いな場合が多いのです。
右は出来ても、左は出来ない(利き手はできても逆はできない)ことが多いのです。
トライアンフは、地道に、同じ練習を時間をかけてできるようになるまで練習しています。
厳密に言えば、できるようにならないこともあります。
これだけ時間をかけて練習して、できない場合もあるのですから、練習しなければおそらくできないまま高校まで続くでしょう。
高校で、両手ともできる技術が必要なレベルのところへ行けば当然メンバーには選ばれません。
レイアップだけでも相当な時間の練習時間をかけるのですから、3時間枠の練習時間内でも、ゲームができないのが当たり前です。
もちろん、そこまで練習しなくても出来る子もいます。その子たちは、個人能力が優れているのです。なにを教えても大抵のことは出来るようになります。
トライアンフは、出来ない子を出来るようにいていきたいので、退屈な基本練習を長々とやっていきます。
でも、出来るようになるのは、その技術だけではありません。
もっと大きな技術までも身についていきます。
そのもっと大きな技術は、「忍耐」です。
みなさんも興味があれば、今から調査してみたらどうでしょうか。
利き手でないほうの手で、どれだけレイアップを打っているかを…。
そして、出来る子は、その子の「努力」なのか「能力」なのかを見極めることができるかどうかを…。
テレビで左手のレイアップを褒められていた子も、トライアンフの中では、あらたな目標を設定され、さらに上のレベルのレイアップシュートに向けて練習しています。
来年のキッズ大会までにできればと思います。
昨日、「俺たちブルズ用」の写真のことでYASU母に連絡したら、新幹線の中でした。
そういえば、YASUのところに行くって言ってました。
そのときに、一ツ橋(YASU) VS 東大(SHOTA)の試合も観られるとか。。。
是非、その試合のDVDを用意してもらえるように、YASUに連絡しました。
この試合は、バスケットの粋を超えて、ものすごく笑えるだろうと今から心浮き浮きです。(笑)
用意ができたら、関係者はケイジャーズハウス特設ビジュアルコーナーへ案内させていただきます。