言葉は難しい

  • 2010年11月19日(金)

言葉は本当に難しいと思います。


誠意を尽くしてどんなに話しても、経験していないことには理解できなかったり、ちょっとした言葉が真逆にとらえられたり。


政治家は言葉が命と言うように、失言によってその座を去らなければならなかった政治家は、枚挙にいとまがありません。


私も、「保護者は関係ない」という発言が、本当は「どんな保護者であっても、こどもたちへの指導には影響しない」という意味なんですが、保護者がどう困ろうと自分には関係ないみたいにとられて、自分の言葉の拙さ、足りなさに深く反省したこともありました。



国会とか見てても、言葉尻を捉えて責め立て、責任取って辞任しろみたいな、もっと他に大事なことあるだろと苦々しく感じることが多いです。


政治家はともかく(もっと頑張ってもらって)、我々一般人は、最近信頼関係が昔より弱くなり、ちょっとしたことで崩れやすいのではないでしょうか?言われた言葉が本当はどんな意味なのか、表面的な意味だけで決めつけてしまわずに、深く考える必要があるのではないかと。大人でも、自分が経験していないことにたいしては、なかなか想像力が働きません。経験、知識などの種類の違いや多い少ないによっても受け取り方が違う。特に日本語は、独特な言い回しや、婉曲な表現などありますから難しい。私たち指導者はこどもたちに向けて言葉を投げ掛けるので、特に注意して話さなければならない。それでも人間だから失敗もある。公私にわたって、反省することばかりです。


言葉の難しさとともに、日本語の衰退も感じます。