今年のGWは、ベアーズ関係者は、
4月27日(土)、28日(日)、29日(月)、30日(火)、5月1日(水)、2日(木)、3日(金)、4日(土)、5日(日)の九日連続ということになります。
みんな体調をこわさず、頑張りましょう!!…と言いながら、私も何年ぶりかに熱を出しました。
でも、みなさまのご協力のおかげで、どうにか回復、また練習にも大きな支障を出すことなく乗り切れそうです。
昨日は、最後の10分くらい3Pの練習をしましたが、かなりの確立で入っていたんじゃないかな。。。
小学新4年のKも、一般の正式コートで7号球で連続5本くらい決めていたようです。
謎の転校生、Sも、いいキャラしていて、みんなにいじられながらも、もう何年もここにいるような雰囲気でキャプテンをこなしてました。(笑)
今日は、GW練習の中盤初日です。明日は、レクレーションバスケットなので、バスケットボールを競技としてでなく、レクレーションとしてお楽しみ下さい。
また、体調に不安のある場合は、ゆっくりお休み下さい。
GW後半は、地獄のクリニックがまってますからね。
昨日は、夕方6時過ぎに寝ました。
12時間以上寝たことになります。(途中でオシッコで数回起きましたが…)
朝からすっきり度80%。
どうにか回復しました。(苦笑)
さて、練習のほうですが…。
パスが速くなった子が数名います。
ともなって、スリーメンも速くなりました。
何年振りでしょうか、微熱です。
風邪の引き始め?かな。。。
とりあえず練習に行きましたが、途中で仮眠させていただきました。(苦笑)
…でもこれくらいなら、若い頃なら試合に出てたでしょう。
みなさんの協力を得て、どうにか最後まで練習にいましたが、とにかく帰って寝ることにしました。
明日は、元気になってくるから、覚悟しとくように。(笑)
ゴールデンウイークが始まりました。
ゴールデンウイーク期間中の休日は、5時間以上の練習時間をとりました。
ベアーズを中心にしてますが、ともなってキッズからミニからも参加します。
これだけの年齢差がありながら、一緒に練習することが多くあります。
それは、基本をベースに練習しているからです。
時には、わけますが、上級生にとってはいい休憩時間にもなっています。
ゴールデンウイーク前半は、とにかく走ってディフェンスし、走って得点に結びつける練習となります。
後半は、オールコートゾーンプレスを予定しています。
あらためてみても、努力したことがわかります。
今、練習の中心を「投げさせて、カット狙う」ことを集中してすることにしてます。
そためには「前をとって、後ろを狙う」です。
ゴールデンウイークの3,4,5日は、このことをクリニックします。
ベアーズが中心ですが、トライアンフ関係者から、そのほかの方まで募集しています。
興味にのある方は、お問い合わせから連絡下さい。
ディフェンスの一つのかたちがみえてくると思います。
…ということで、今日の練習は、その前準備みたいな練習をしています。
それと、久しぶりにボールハンドリングをしましたが、毎日練習してる雰囲気度、80%でした。(笑)
映像は、メインが中1のときです。
負けないように頑張ってください!!
久々に、ドンキホーテにいきました。
ある芸能人が話してましたけど、ドンキホーテは楽しいって…。
私も、ワクワク感があります。(笑)
一つだけ欲しい物があって、さがしました。
それと、インスタント食品を買いました。
予断ですが、私の三女は、私がカップ麺をつくってるだけで、「お父さんが自分でつくりよる」とおお騒ぎするくらい、私は料理のことは何もしません。(苦笑)
事実は、インスタントくらいつくりますよ。
練習で、その練習特有の注意事項があります。
注意事項は、
@ボイス(声だしなど)
Aポジション(立ち位置、ランニングコースなど)
Bポーズ(格好、かたちなど)
Cビジョン(目線、予測など)
から成り立っています。
練習内容によって変わるのは、ほとんどありません。
上の注意事項を練習内容に合わせて取り組めば、大抵のことはクリアします。
…でも、いっぺんに全部をできることはあまりないのが現状です。
だから、ポイントを一つずつできるようにしていきます。
特に小学生は、一つのことを強調すると、いままでできていた部分までも忘れてできなくなってしまいます。
だから、何度も何度も練習するのです。
そのうちに習慣としてできるようになるまで練習するのです。
今は、練習を止めて説明すると、頭の中ではある程度わかり始めたようです。(笑)
今日の新聞に、ベアーズOBの写真の写真が載っていました。
振り返れば、ベアーズOBの全国の舞台のレベルは比較的多いようなきがします。
ミニや中学生時代は、実績もないのにです。
あえて、全国の舞台と書きましたが、文武両道をうたってるベアーズとしては、バスケットだけでなく学業の面でも考えているからです。
全国レベルの大学で言えば、東京大学、京都大学、一ツ橋大学、早稲田大学、九州大学、中央大学、同志社大学、熊本大学医学部などへ進学したものもします。
これは、目立った例ですが、ほかには、熊本市内の公立高校は通らないといわれた者が、熊本市内の進学高に合格したりした者もいます。
バスケットも一生懸命に頑張りながら、勉学もレベルを上げていっています。
ベアーズの活動は、練習場所があちこちなので大変ですが、自然と時間を有効に使うように努力してるようです。
今日は、一日中練習でした。
トライアンフのキッズ、ミニ、ジュニア、そしてベアーズとすべてのカテゴリーを時間でわけて一日中練習でした。
最初に、昔のビデオをみせ、「ひたむきさ」を感じてもらえればと思いました。
約30年ほど前のビデオですが、必死でボールを追いかけている場面や、必死でディフェンスする場面、シュートをミスしても何度もリバウンドにいってる場面などが映っています。
よくみると、今の子供たちのほうがはるかにテクニックでは上手です。しかし、「ひたむきさ」を感じるのは、ビデオの中のほうです。
今の子達が、すぐにあきらめてることがよくわかります。
逆に言えば、今の子達が見極めが早いとも言えますが、やはりそうではなく駄目かもしれないけど一生懸命に取り組むことで「ひたむきさ」が表れます。
悪く言えば、無駄な動きも多いです。しかし、感動を覚えます。
そんなバスケットを教えることができればと思いながら、一日中練習をしました。
P.S.
今日の夕方は寒かったけど、ガリガリ君はおいしかったですか?(笑)
今日は、南九の試合でした。
試合見学を少ししましたが、ベアーズOBたちが頑張っていて、よかってです。
また、私が以前に中学校の外部コーチをしていたときのライバルチームでJBLでプレーしているK君もきていていろいろと話をしました。
審判の伝達講習会だったので、昔一緒にバスケットしていた方たちも久しぶりに会うこともできました。
夕方から、指導をし、その後に配達が二件ありましたが、その一件では、ミニのときに教えていた子もいて頑張っていました。
今日は、OBたちと昔の顔なじみの方たちをみることができ、懐かしくもあり、また頑張ろうという気持ちとなりました。
A君と10年振りくらいに偶然会いました。
そのころの話になりました。
A君は、私より一回りくらい下です。
話の内容は、A君の同級生のB君のことです。
B君は、そのころ一生懸命に彼女を探してました。いわゆる恋人募集中状態でした。
私は当時、B君に彼女ができるのは無理といってました。
もしB君が結婚するなら、少し年をとってから、若い子を嫁にもらうと思う…みたいなことを言いました。
詳しく書くと長くなるので、割愛しますが、10年くらい経って結局A君からB君の話を聞いたところ、A君は「佐野さんの言ったとおりになりました。同じくらいの娘たちは、付き合っても長続きせず結婚できないかもしれないと言っていたのに、結局若い娘と結婚して、今は子供もいます」です。
「当たってましたね、なんでわかったんですか?」って感じでした。私はA君には「結婚せんかもね」と言っていましたが。やはり独身でした。
勝手に想像し、自分自身で結果を確認し、その確立をとってるうちになんとなくわかるのですが、よほど自信がないと他人には言わないようにしています。(無責任な予測ですからね)
という訳で、予測を話すときには、かなり高い確率に自信があるときに言うこともあります。
今、東京大学にいっているベアーズOBも、中学での最初の試験の順位をおよそ当てましたし、高校に入学するときに東京大学に一浪していくことも当てました。(笑)
予測には、偶然によるブレもありますが、その偶然さえも私の予測に手伝ってくれるかのように結果が予測通りということもあります。(苦笑)
人は、過去の体験の情報で、現在の状況を判断し、未来を予測します。
単に、トーナメント表をみて、勝敗の予測をします。
私が予測したことは、ほとんど当たります。
これは、私でなくてもほとんどの方が思っていることでしょう。
バスケットは、実力で決まることの確立が高いからです。
野球やサッカーは、1点での勝敗もあり、どんでん返しもありえますが、バスケットは競技の特性として、主に大どんでん返しの確立は少ない競技です。
特に、30点差以上の差のついたゲームをした場合、一年間で逆転する可能性は稀です。
そうやって考えていけば、僅差だった場合以外は、そんなに下馬評が変わることはないでしょう。
そんな中で、私がいいと思っていたチームが、勝てないだろうというチームに勝ちました。
いずれは、そうなる可能性を私は予測していたのです。
しかし、これがまた怖いのです。
勝ったチームが勝利に浮かれて、負けたチームが悔しさをバネに頑張れば、20点差くらいが一番怖いのです。
まぁ、観戦している側の人間は、どのチームが勝っても負けても関係ありませんが、当事者たちは必死でしょう。
その必死さがみれれば、観戦者側は、いい試合がみれて満足です。
その必死さを一番感じるのは、勝てない相手を倒そうとすることです。
バスケットのスクールが、ここ数年ですごくできたようです。
ベアーズを始めたころは、おそらくベアーズだけだったと思います。
トライアンフが始まったころには、市内で2〜4くらいあったでしょうか。
今では、各地であってる感じですごいですね。
さて、スクールを選ぶ基準は何でしょうか?
バスケットと限らず、習い事などもですが、選ぶ基準は、もともとは向上心の上に選ぶと思います。
つまり、上手になることが一番の理由でしょう。
しかし、現実では、距離が一番ではないでしょうか?
私は、最初に来た子には、約一ヶ月間のお試し期間を与えます。そして、ほかのスクールもみることを進めます。
私のところがそのこに合うかどうかはわからないからです。
これだけスクールがあるのですから、選ぶことも大切なことだと思っています。
もちろん、場合によっては、ほかのスクールを薦めることもあります。
また、参加者を選ぶことは、私たちスクールもあってもいいと思います。
お店が、お客さんを選ぶのとおなじような感覚でしょうか。
話は、題名に戻りますが、私たちの活動への参加は、かなりの広範囲です。
体育館もあちこちですが、参加者の住所は、
天草市
八代市
菊陽町
城南町
松橋町
植木町
からも参加しています。
ありがたいことです。
距離以上に、ここで練習できることが向上心の追求と感じて、頑張って遠くからでも来てもらえてるということですから。
体育館の場所によっては、片道3時間の場合もあります。
平均で、30分前後の移動は当たり前として行動しているようです。
また、感心なことにJRや市電、バスなどを利用し、子ども自身で移動する子もいます。
ここまでして来てくれるのは、本当にありがたく思います。
ここ2〜3日、いろんな電話(携帯)がかかってきました。
相談などアドバイスを求められるものから、ただ聞いてほしいことなど様々です。
ひとつは、年度がかわり、環境の変化によるものが多く、3月までは予測できないことで、4月の現実が目の前にあらわれてきたことからの相談と言えるでしょう。
人は、自分の経験の範囲しか想定できないことが多いのはあたりまえです。
しかし、そのときは関係なくてもいろんな人の話を聞いたり、本やテレビなどの情報からある程度の予測はつくものです。
特に今回の相談内容は、以前にそのようなことを私が話をしたのを覚えていて、いざ自分にそのときがおとずれたので以前の内容を詳しくききたいということでした。
また、ほかの内容にしても、情報交換の中から発生したのもだったりしますが、ほとんどが解決したようです。
現在のネット時代では、相談などをネットでできます。
しかし、ネット上では、所詮顔が見えない者同士の無責任さを感じる内容が多いような気がします。
親身になれてないんじゃないかな…って感じです。
また逆に、そうだから、ズバッとしたいときにはいいかもしれません。
なんやかんやで、顔を知ったもの同士が親身に話ができることは、とてもいいことに思え、その内容をネットや携帯などのツールを利用してやりとりができることは、すばらしいと思いました。
文明の利器の利用なのか、文明の利器に振り回されるのかは、本人次第でしょうが、人が便利に使えるツールであってほしいと思います。(笑)
昨日の試合の結果にて、平面バスケットの考え方を育みます。
まずは、この考え方のベースに今までの練習内容を変えずに考え方を変えていきます。
こういう指導の流れをつくる工夫は、トライアンフ独自のものと思っています。
練習内容を変えずに到達点を調整していくのです。
今日からの練習でいつもより強調している言葉は「予測」です。
しかし、「予測」するための前準備もできない子がおおいから、そこからしていきます。
一般的に、能力が高い子は、この「予測」が優れている子が多いです。
しかし、この「予測」をトレーニングして向上させることはなかなか難しい指導の一つです。
遠征の初日、初戦、当たって砕け散りました。(苦笑)
だいたい予想したような内容でした。
この春の大会で、感じたことを今後の練習に活かせるかが、来年三月の結果として現れるでしょう。
先日書いた、120対0の試合の負けチームのような、最後まであきらめない試合はだいたいできてました。
だいたいとうのは、第1ピリオドの1、2分で私がタイムアウトをとり、結局ベンチで気持ちのことをアドバイスすることになったことが少しマイナス要素でした。
しかし、その後は、気持ちの点では負けていなかったと思います。
これは大きな収穫です。
今回のチームは(最近のチームもですが)、サイズがありません。
この点は、バスケットの競技の性質上、マイナス点です。
でも、このことは最初っからわかっていることなので、このことを想定し徹底した平面バスケットの追及をしていきます。
そして、この平面バスケットの追及こそが日本のバスケットを強くする原点だと思います。
砕け散ることは、大きな明日への一歩とできるよう、一年間頑張りたいです。
まだまだ寒い日が続きます。
明日から遠征ですが、トライアンフで最初に大会参加したことを思い出します。
初戦は、120対0で勝ちました。
この数字だけ見れば圧勝ですが、内容は違います。
最後まで、相手チームがあきらめない試合をしてきたのです。
とてもいいチームで、とてもいい試合だったと思います。
これが逆で、こちらが負けてたら、この相手チームのような最後まであきらめない試合はできたでしょうか?
答えは、このときのチームはできてませんでした。
弱い相手とみれば、果敢にプレーできますが、自分より強い相手になれば、すぐにあきらめるようなチームでした。
なので、決勝トーナメントまで進みましたが、根性のない負け方をして終わりました。
ここからが、このチームの始まりだったような気がします。
その後も、何年も経ちますが、この大会はいろんな意味で原点があります。
近年で言えば、去年もそうでしたが、運べない6年生、何回シュートを打っても入らない5年生…。
しかし、この一年でこのときの悔しさをバネにかなり成長しました。
試練を与え、乗り越え、人は成長するものです。
さて、明日は本年度の第一歩です。
頑張りましょう!!そしたら、しっかりとした目標がみえてきます。
昨日からコラムを復帰しました。
実は、自粛していました。
先週の試合で、怪我した子がいたからです。
バスケットの競技の性質上、怪我はつきものですが、重大な怪我の可能性もあったからです。
昨日、保護者に確認したりしましたが、やはり、本人の元気な様子をみないと安心できませんでした。
そして、今日、元気にプレーしてるのをみて、やっと安心しました。
ちょうど試験とも重なったので、今となってはタイミングはよかったかもしれません。
子供の復帰し、私も復帰します。(笑)
さて、今日の練習は、ベアーズとトライアンフアドバンストのわかれて練習しましたが、お互いにスライドのステップでつまずいて、かなり時間を使っての練習になりました。
ベアーズも試合終了後、また最初に戻って、基本からです。
ディフェンスの基本姿勢を作ることが目的でした。
トライアンフやベアーズは、オフェンスよりもディフェンスに重点をおいて練習しています。
(オフェンスはしていないわけではなく、最低限度の練習はキチントしてるので、たとえばレイアップでも右も左も打てるし、またOB、OGのほとんどが高校でキャプテンをしたり、そのチームのポイントゲッターだったりしています)
そして、日本バスケットボール協会のホームページで目にしたものが下記の内容でした。
おそらく、同じ目標をもった練習をトライアンフやベアーズではしています。
「平成24年度U-18男子トップエンデバー」レポート
毎年実施している育成プログラム「平成24年度U-18男子トップエンデバー」が、3月8日〜10日までの期間、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われました。全国の地方ブロックエンデバーから推薦された41名(うち1名は体調不良により欠席)の選手たちが、所属チームの練習とは異なる雰囲気の中で、それぞれが全国からピックアップされた選手である自覚を持って、3日間の練習に励んでいました。
ディフェンス部門を受け持ったのは、今年度からJBAスポーツディレクターに就任したトーステン・ロイブル エンデバーコーチングスタッフ(以下、ECS)。母国ドイツでもジュニア世代の指導をしていた実績のあるコーチだけに、高校生たちの心を掴むのがうまく、激しいなかにも時折選手の笑顔が表れるような練習を行なっていました。
ロイブルECSは日本の高校生たちについて「日本の子どもたちが一生懸命に練習をすることはわかっていました。この勤勉性はとても素晴らしい。またオフェンス技術はそこそこで、オフェンス面だけで言えば、日本はいいチームを作ることもできるでしょう」と言います。しかし「ディフェンスは、これも予想していたとおり、レベルが低く、基礎技術ができていません。トップレベルになるためには、ディフェンスの基礎技術がもっと進歩しなければいけないのです」。そう言って3日間徹底してディフェンスの指導をしていました。ヘルプポジションの正確な位置取りをするためのフットワークや、そのときの手の振り方まで細かな指導を行い、「ディフェンスで重要なことはサイズやスピードではありません。フットワークのテクニックと予測があれば、相手には素早いディフェンスに見えるんです。そんなちょっとしたことで、いいディフェンスになるんだよ」と選手たちに伝えていました。また日本が世界に対して劣るサイズについては「強くて、いいディフェンスをすればサイズは関係ありません。確かにバスケットにおいて小さいことが不利であるのは事実です。でもそれは仕方がない。いつまでも『小さいから』と言い訳をするのではなく、それを克服する方法を教えていくことが大切なのです」。
一方でロイブルECSは、選手たちと同様に日本人コーチの育成も重要なことだと言います。いくら選手が高い意識を持っていても、コーチが異なる方向を向いていては選手のやろうとしている力が削がれてしまうからです。「日本として正しい方向性を見出し、その方向性に従ってみんなで日本のピラミッドを作ることが非常に重要です。そうしながら世界に通用する日本人コーチを育成していくことが、未来への次の大きなステップになるのです」。このロイブルECSの言葉は、まさにエンデバープロジェクトが目指している方向性そのものです。「国際レベルのスタンダードとは何か?」を、受講する選手たちだけではなく、各地方からサポートスタッフとして参加していたコーチに向けて発信していく。そうすることで、ここで学んだ「国際レベルのスタンダード」が地方ブロックエンデバーなどを通じ、全国津々浦々に広がっていけば、日本のピラミッドの底辺は正しく広がっていくことでしょう。
しかしながら、選手にせよ、コーチにせよ、そういった国際基準の練習を合宿のその場だけやったのでは意味がありません。ロイブルECS自身も「トップエンデバーだけですべてが解決するとは思っていません」と認めています。「今回はトップの選手が集まって合宿を行い、トップのコーチが教える特別な状況です。そこで選手やコーチたちがエネルギーを発揮するのは簡単でしょう。でも明日はどうでしょう?明後日は?大切なのは、ここで得た精神を自分のチームに戻っても守り続けることです。そうすることで日本にとって強い土台ができるのだと思いますし、それこそがエンデバープロジェクトの目的ではないかと思っています」。
今回はロイブルECSのほかにも、筑波大学男子バスケットボール部のヘッドコーチである吉田 健司氏、拓殖大学男子バスケットボール部のヘッドコーチである池内 泰明氏がECSとして参加し、主にオフェンス面の指導を担当されました。吉田ECSはディフェンスをつけた練習の中で「ディフェンスが頑張るから、オフェンスもそれを抜こうと頑張る。オフェンスが頑張れば、抜かれないようにディフェンスも頑張る。この相乗効果を大切に練習しよう」と、常に攻守の意識を高く持つことを強調していました。また、いくつかのシューティングドリルを指導した池内ECSは「これからは人にやらされるのではなく、自分でやる練習が大切になります。特にシュートに関してはさまざまなシチュエーションを考えながらやろう。それをできる選手が上のレベルでプレイすることができるんです」と選手たちにエールを送っていました。
練習を終え、福田 惟吹選手(大阪・大阪学院大学高 2年)は「初めてのことばかりだったので、とても新鮮でした。練習についていくことに必死でしたが、楽しくて、勉強になることばかりでした。今回経験したことをチームに戻っても練習していきたいです」と充実した表情で答えてくれました。またJBAが今年度から実施した「ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン)」を受講していた鶴田 美勇士選手(長野・東海大学付属第三高 1年)は、「エリートアカデミーで教わったステップをチームでやると、監督から『ステップがうまくなった』と言ってもらえたので、教わってよかったと感じていました。今回のトップエンデバーでは、改めて基礎技術の大切さを感じたので、これもチームに戻ってやり続けたいと思います」と、早くも次に向かう意欲を表していました。
ロイブルECSの言うとおり、今回の合宿ですべてが変わるわけではありません。しかしながら、こういった積み重ねが日本のバスケットを進化させ、世界に近づくステップになっていくのです。