またもや新聞ネタです。
紳士的な行為をたたえるグリーンカード、イタリア2部で導入
AFP=時事 9月5日(土)16時43分配信
警告や罰を与え慣れていた審判たちが、選手たちのスポーツマンシップをたたえる―イタリア・セリエBがプロサッカー界の歴史を変えようとしている。
選手に警告を与えるイエローカード、退場を宣告するレッドカードとともに、イタリア2部リーグの主審は「グリーンカード」を携帯することになる。
セリエBのアンドレア・アボディ(Andrea Abodi)会長は、グリーンカードについて「試合、ひいてはサッカー全般の中におけるポジティブな行為を示した選手に報いるもの」としている。
グリーンカード構想は同国のジュニア世代ではすでにテストが行われており、今週末開幕するセリエBでプロサッカー史上初めて導入されることになる。
審判が負傷している選手の確認を行えるようプレーを中断したり、指摘がないなかでファウルを認めるなどの行為が、グリーンカードの提示対象例となる。
確定はしていないが、シーズン終了後にはグリーンカードの提示回数が最も多い選手に賞が与えられることになる。
ここ数年の中でグリーンカード賞を受賞できる選手といえば、アーロン・フント(Aaron Hunt)だろう。
2014年に行われたニュルンベルク(1. FC Nuremberg)とのドイツ・ブンデスリーガ1部の一戦で、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に所属するフントがペナルティーエリア内でのファウルを受けたとし、主審はPKを宣告した。
しかし、起き上がったフントはこの判定に抗議し、ファウルを受けていないと主張してPKは取り消された。試合はブレーメンが2-0で勝利したが、試合後にニュルンベルクの選手は列をなしてフントと握手を交わした。
こういった従来と異なる色のカードのアイデアは新しいものではない。
欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長は以前、シンビン(一時的退出)を示すホワイトカードの導入を提言した。
ホワイトカードで選手を一時的に退出させることにより、イエローカードの提示回数を減らすことになるとされている。
以下に、「サカイク」というサッカーに関するHPから引用します。
フェアプレーについて考える、今回は実際のピッチの中でのフェアプレーについて話を進めていきます。
まずは、日本サッカー協会(JFA)が示している『サッカー行動規範』を見てみましょう。
基本的には前回紹介したことを具体的にしたものですが、この精神を具体化しようとU-12(12歳以下)のゲームに導入されているのが「グリーンカード」です。
イエローカード、レッドカードが、ともに警告、退場を表すものであるのと対称的に、グリーンカードは“フェアプレー”に対して出される、うれしいカードです。
サッカーのルールは悪いプレーを罰するためにあるのではありません。より良いプレー、より良いパフォーマンスを引出すために、試合の妨げになるプレーをなるべくなくし、選手、レフェリーが協力してベストのゲームをするためのものです。
サッカーについて勉強中の12歳以下の子どもたちは、ゲームを通じて「いいプレー」を学んでいきます。
その課程で、いいプレーを「いまのはいいプレーだったよ」と言ってあげるための重要なアイテムがグリーンカードです。
グリーンカードは選手がこんな行動をしたときに出されます。
•ケガをした選手への思いやり
敵、味方ではなく、同じゲームを戦うサッカーの仲間としてケガをした選手を思いやる行動をとった選手に。
•意図していないファウルプレーの際の謝罪や握手
勢い余って体をぶつけてしまった、足がかかってしまった。わざとではないけどファウルになってしまったとき、素直に謝る選手に。
•自己申告(ボールが境界線を出たとき:スローイン、CK、GK、ゴール)
レフェリーを欺くのではなく、正直に。
•問題となる行動を起こしそうな味方選手を制止する行為
サッカーはチームプレー。熱くなっているチームメイトに一声かける、チームワークを大切に戦うこともサッカーの魅力のひとつです。
•警告も退場も受けず、ポジティブな態度を示す(レフェリーは試合終了の笛を吹く際に、チームベンチに向かってカードを提示する)
FIFAの国際大会にもフェアプレー賞が設けられています。特に日本代表は様々なカテゴリでフェアプレー賞を受賞している「フェアプレーの国です」。
すばらしい伝統を受け継いで、クリーンなサッカーをしましょう。
JFAはこのほかにも、グリーンカードの精神として、施設や用具を大切にする、会場のゴミを拾う、家での目標を達成したなどのピッチ外での過ごし方も例に挙げています。
育成年代では、ポジティブな行動を褒めてあげることが大切な指導のひとつとされています。
レフェリー、指導者だけでなく、保護者の方もグリーンカードの意味、フェプレーの精神について理解を深め、子どもたちがフェアなプレーをしたら、それに気づいて褒めてあげることもサッカー上達の大切な要素のひとつなのです。
ミニバス連盟も、「友情、ほほえみ、フェアプレー」をモットーに掲げています。