女子サッカー・ワールドカップの話題です。
見事準優勝を果たした「なでしこジャパン」のキャプテン宮間選手がインタビューで何度も発言していて気になった言葉です。
「ブームから文化にしたい」と。
前回ワールドカップでは、優勝したために一時的には「ブーム」のように、女子サッカーに注目が集まったが、それは一時的なものに終わってしまった。
もっと「永続的」なものにしたい。多分、それが「文化」なのでしょう。
そこには、女子サッカー選手の過酷な実態があります。
今日の報道番組を見ると、「なでしこリーグ」に所属する選手は1,000人以上だが、そのうちプロ選手は10数名。残りは兼業選手なのです。良くても「特別社員」的に練習時間を勤務時間とみなしてもらえる程度。
聞けば、宮間キャプテンも岡山湯郷ベルズという地方チームで、旅館の仕事をしながら、なでしこ選手をしていたという。
男子のJリーグ選手とは身分的に大きな違いがあります。
これをなんとかしたい。少なくとも、男子サッカーのように、スポーツ興行として一定のお客さんを呼び込んで経済的に成立させて、選手がサッカーだけで生きていけるようにしたいというのが、彼女の意図ではないかと思います。
翻ってみると、わが国のバスケットボール界。大もめにもめて、なんとか、世界に認めてもらえる体制にはなりましたが、「文化」になれるのか。そもそも、「ブーム」すら来ていないのではないか。
競技人口そのものは相当多いのだが、やり方が問題なのではないだろうか。
新しくできた体制がうまくいくのかどうかということが喫緊の課題ではあろうが、まずはJリーグのように、応援してくれる地元ファンを着実に増やすことが一番重要ではないだろうか。