ケガはしても・・・-イマケン

  • 2015年12月29日(火)

ウインターカップの記事から。
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決して歩みを止めなかった。歩みを止めなければ可能性はきっと見えてくる。信じた可能性は次の目標になり、その目標自体は達成できなかったが、彼女の道は必ず次の道につながる。

女子最終日。

女子決勝、愛知・桜花学園と岐阜・岐阜女子の一戦は、54-49で、岐阜女子がウインターカップ初優勝を決めた。

前半の12点ビハインドから諦めずに勝ち得た、見事な栄冠である。

その決勝戦の舞台に特別な思いを抱いていた選手がいる。桜花学園D脇 梨奈乃選手である。

今シーズンを桜花学園のスタメンとしてスタートさせたが、春の「第43回全関西バスケットボール大会」で左膝の前十字靭帯を断裂してしまう。

そこから始まった過酷なリハビリの日々。

「何で自分がこんなに苦しい思いをしなければならないの?」と折れてしまいそうな気持ちもあったが「それでも勝ちたい……試合に出て、もう一度メインコートで走り回りたい」と、自らを奮い立たせた。

もちろんその間にもチームは進んでいく。

彼女の抜けた穴は決勝戦で16得点を挙げたG粟津 雪乃選手がカバーした。インサイドにはI馬瓜 ステファニー選手もいるが、粟津選手ともに2年生。

脇選手はプレイできない分、後輩たちに“桜花学園のインサイド”とはどういうものかをずっと伝え続けた。

そしてウインターカップ2015。苦しいリハビリを終えて脇選手が帰ってきた。

スタメンの座は粟津選手に譲ったが、それでも彼女が活躍をすることは嬉しく、馬瓜選手を含めたインサイド陣がファウルトラブルに陥れば、すぐに出ていく用意もしていた。

決勝戦でも馬瓜選手が岐阜女子Fディヤイ ファトー選手を守り切れずにファウルを重ねると、コートに立った。

持ち味のパワーと、桜花学園のファンダメンタルでセネガルからの留学生にベストなポジションを取らせなかった。相手に傾いてもおかしくない流れを、ギリギリのところで止めていたのは脇選手のディフェンスだった。

しかし結果は第4ピリオド、残り2分を切ったところからの逆転負け。

涙を流すチームメイトの横で、脇選手は放心状態だった。
「まだ夢を見ているみたいです。言葉にできません……本当に『言葉が出ない』という言葉しかありません」

それでもケガを克服して、決勝戦のコートに戻ってこられたことは前向きの捉えていい。

柔道の山下 泰裕氏がこう言っている――先輩からだけではなく、後輩や子どもからだって学べることはある。教わることが何もないと思った瞬間から、その人の人間としての進歩は止まってしまう。

脇選手もケガの期間に後輩たちへアドバイスをしながら、さまざまなことを学んだ。

「馬瓜にも粟津にもそれぞれ特技があります。それは自分の持ち味とは違うもので、見ていて勉強になります。それは頑張れば自分でもできることでもあるし、次のステージでも活用できると思うんです。彼女たちから学んだことをやっていきたいと思います」

これは間違いなく彼女の“人として”の進歩につながる。

桜花学園の全国大会通算60勝も、高校9冠も、目の前で、その手からすべり落ちた。目標は達成できなかったが、この悔しさは自らが教え、教わった後輩たちが引き継いでくれるはずだ。この敗戦から桜花学園も、そして脇選手もさらに強くなる。

引き継がれる姉の思い-イマケン

  • 2015年12月29日(火)

また、ウインターカップです。
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最初から最後までお互いがともに意識していた。

お姉ちゃんに勝ちたい。

最後の大会で妹に負けるわけにはいかない。

果たしてその結果は――

女子準決勝、大会4連覇を目指す愛知・桜花学園と、昨年のファイナリスト、千葉・昭和学院の一戦は、桜花学園が64-58で勝ち、決勝戦進出を決めた。

桜花学園の1年生ガードM山本 麻衣選手が言う。「別の高校に進学を決めたときから、1年生でスタメンの座を取って、ライバル校にいるお姉ちゃんと戦いたかった」
ライバル校にいる姉とは昭和学院H山本 加奈子選手である。

そんな2人が国体に続き、ウインターカップ2015の準決勝でもマッチアップすることになった。

姉・加奈子選手は試合後、「絶対に勝とうと思っていました。でも自分がムキになりすぎてしまった……もう少しチームで戦えばよかった」と、涙を浮かべる。加奈子選手が高校進学とともに千葉に移り住むまで、2人はずっと一緒だった。

姉妹としてケンカをすることもあったが、それはどこの家庭の、どの姉妹にもある光景だ。しかし、だからこそわかることがある。
「(麻衣選手は)崩れるときには崩れる。プレッシャーをかけていこう」加奈子選手はそうしてゲームに臨んだという。

第1ピリオド、桜花学園の最初の攻撃から2人はマッチアップをする。麻衣選手は加奈子選手のディフェンスのプレッシャーを「すごい」と感じていた。しかし桜花学園で1年生のときからスタメンの座に座れる選手は決して多くない。そんな稀有な一人としての責任も、1年生ながらある。
「お姉ちゃんのプレッシャーは強くてシュートが入らなかったけど、だったらファウルをもらうつもりで積極的にドライブをしていこう」
麻衣選手はゲームの中で強気な戦い方に出たという。それが結果としてチームにいい流れを生む。

そしてゲーム最終盤、一旦は2点差まで詰められた桜花学園が、再び6点リードした場面で麻衣選手がバスケットカウントを決める。ファウルをしたのは加奈子選手。しかもそのファウルで加奈子選手はファウルアウトとなる。

麻衣選手が言う。「そこにお姉ちゃんがいたことはわかっていました。でも勝つためにはファウルされても……たとえお姉ちゃんがファウルアウトになっても、決めなきゃって思っていました」
勝利の女神は、冷静に状況を見ながら、姉を超えようとした妹に軍配を上げたわけだ。

歴史学者の網野 善彦氏の言葉に「負けた人間にしかわからないことのほうが、人間にとって大切なことがあるのではないか」というものがある。

妹は勝負に勝ったが、姉は負けたことでまたひとつ人間として一回り大きくなれる。

最後に姉・加奈子が妹・麻衣について語ってくれたことが、それを物語る。
「3年生が中心の桜花学園で1年生からスタメンに入って、しかもポイントガードとしてしっかり声を出しているし、思い切りプレイしている。決勝戦も頑張ってほしい」
姉のエールに妹はどう応えるか。託された「優勝への思い」引き継いで、麻衣選手は明日の決勝戦に臨む。

行け、勇んで。小さき者よ-イマケン

  • 2015年12月29日(火)

今日もウインターカップ。
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バスケットのゴールは3m5cmの高さにある。

ゆえにバスケットは「背の大きい選手が有利だ」と言われる。それはある意味で間違いない。

しかし、だからといって背の小さい選手が活躍できないスポーツのかといえば、それは違う。小さくても活躍できる。小さい選手には小さいなりのプレイがある。

男子準決勝、宮城・明成に70-110で敗れた愛知・中部大学第一のキャプテンC遠藤 和希は身長が165cm。

明成のスタメンが全員180cmを超えていることを考えれば、間違いなく彼は背の小さい部類に入る。

それでもチームの司令塔として攻撃のタクトを振るい続け、コート全体を駆けまわった。

「テレビなどで自分のプレイを見てくれている人たちに、小さくてもできることを見せられればと思っています。『心技体』という言葉も最初に『心』がきますよね。やはり心がなければ技も体もないと思っていますから」

もちろん彼はバスケットスキルも、フィジカルも全国レベルのものを持っている。

しかしそれらを伸ばし、保ち続けるためには常に高いレベルの心を維持しなければいけない。

簡単なことではない。

人はえてして困難な道を避けたがるからだ。

学校生活も気楽に過ごせれば、どれだけいいか。しかしそれでは勝負の世界に入ったとき、結果を出すことはできない。

今年度の中部大学第一を振り返って遠藤選手は「学校生活が決してよくはなかったんです」と言う。

しかしそれを直すことがプレイにも通じると常田 健コーチに諭され、まずはそこから見直した。

それが2回戦で福岡・福岡大学附属大濠を倒し、初のメインコートに立つなど成果として実ったわけだ。

「明成は気持ちも面も含めて基本的なところがしっかりしていました。そこが点差を離された原因だと思います」

遠藤選手は完敗を認める。

しかし大会を通じて、1試合ごとに自分たちの成長も実感できている。学年の上下なく、お互いが自分のやりたいことや考えていることを伝え、「でも言うだけじゃなく、相手の言うことを聞くことも心がけている」ことで、チーム内の共通認識は高まり、組織としてのレベルアップにもつながったのだ。

決勝進出の道は途絶えたが、遠藤選手の、中部大学第一のウインターカップ2015は終わっていない。

「常田コーチからはいつも『試合当日までうまくなれ』と言われています。この負けをしっかり受け止めて、それでも今日通用したところは明日も継続し、今日ダメだったところは明日までにしっかり修正して臨みたいです」

今日の完敗とコーチの言葉を素直に受け止め、遠藤選手は明日もまた成長を誓う。

背は小さくても、研ぎ澄ましてきた心の大きさだけは最後まで負けたくない。

ケイジャーズニュース注目-イマケン

  • 2015年12月26日(土)

いやあ、久しぶりにケイジャーズニュースを見ました。

チカヒロさんの書き込みではありませんか。

かつて、縁あって息子らベアーズが一緒に練習させていただきました。今は愛知県で活躍中。

今後閲読させていただきます。

ビッグマンだけではない-イマケン

  • 2015年12月26日(土)

今日も、ウインターカップHPからです。

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3日目、男子2回戦、秋田・県立能代工業が千葉・船橋市立船橋を破って3回戦進出を決めた。

勝因は県立能代工業の持ち味である、厳しいディフェンスから走って得点を取る“トランジションバスケット”を貫いたことだろう。

その起点ともいうべきセンターが197cmのビッグマン、中村碧杜選手である。

「チームメイトは他のチームの選手と比べても身長が決して大きくありません。だから長身者である僕はリバウンドを取ることを一番にこころがけています」

対戦相手の船橋市立船橋は前日の1回戦でオフェンスリバウンドから流れを作って、勝利を呼び込んでいた。

それを今日のゲームで15本に抑えたのは、中村選手とE斉藤大輔選手の2人によるところが大きい。

彼らのディフェンスリバウンドから速攻に持ち込んだ県立能代工業が、今日のゲームを支配した。

中村選手も「斉藤と2人でゴール下を守れたことで、(船橋市立船橋のやりたいバスケットを)封じられた」と満足な表情を見せる。

彼自身、斉藤選手がリバウンドを取れば、速攻の先頭を走ることのできる走力を持ち合わせている。

もともと走るのが好きだったビッグマンは、札幌市立厚別北中学校3年生のときに能代市バスケットボール協会などが主催する「能代カップ 高校選抜バスケットボール大会」を生観戦する。

そこで県立能代工業らしい走るバスケットの迫力に圧倒され、あこがれを抱き、進学を決めたのだという。
(以下、略)
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大きいだけではだめ、ディフェンスがしっかりできなければだめ、走ることが大事、ということを感じます。

ウインターカップ-イマケン

  • 2015年12月24日(木)

熊本国府の2回目です。もちろん、公式HPから。

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情熱はそう簡単に奪われるものではないらしい。むしろ加速したようにも見える。

「JX-ENEOSウインターカップ2015」は2日目、女子2回戦、千葉・昭和学院に60-78で敗れた熊本・熊本国府の吉村 明コーチである。

高校バスケットボールファンであれば、中村学園女子を率いて、近年でいえば第36回大会、第37回大会を連覇したコーチと言えば思いつくだろうか。

第43回大会に中村学園女子のアシスタントコーチとして出場して以来となるウインターカップは、率いるチームを変えながらも、随所に“吉村バスケット”を見せていた。

昭和学院戦を終え、ゲームを振り返った吉村コーチは「ゲームスタート時の差が出ました。あそこでもう少しリラックスできていたら、あとは互角の展開だったから」と悔やむ。

途中で敷いたゾーンディフェンスも、プレスディフェンスもまだまだ選手たちには理解されておらず、うまく機能しなかった。

熊本国府を率いて3年になるが、まだまだ浸透するまでには至っていない。

むろんそれが簡単でないことは吉村コーチ自身もわかっている。

「試合の流れ、1本の大切さなどを理解するには、今の1年生が3年生になったころになるだろう」。

それでも「マイナスからのスタート」(吉村コーチ)から3年でウインターカップの2回戦まで来られたことは、選手たちに頑張りによるとベテランコーチも目を細める。

「本当はね、今年でやめるつもりだったんだ。今の3年生が1年生だったときに強化を始めたから」

当初は熊本国府からのオファーも断り続けていたそうだが、三顧の礼で迎えられると、彼自身のなかにスイッチが入った。

よし3年頑張って、彼女たちを全国に連れていこう。

「でも今春いい1年生が入ってきたでしょ。別にスカウトしたわけじゃないんだけど、M橋口 樹はお姉ちゃん(D橋口 華菜)がいたこともあって入ってきて、辞められなくなっちゃったんだ。責任があるからね」

そう言って苦笑にも似た表情を見せるが、決して不満に思っている様子はない。それはそうだろう。橋口は今年度の女子U-16日本代表だし、L川端 日菜子は橋口とともに福岡・北九州市立折尾中学校で昨年度の「全国中学校バスケットボール大会(全中)」を制している主力メンバーでもある。

「熊本は井の中の蛙というか、全国大会に出てもなかなか上位に進まないでしょう?だからレベルアップを図って、全国で戦えるチームにしていきたいですね。バスケットボールという競技の深さ、広さ……それらを追求すればきりがないけど、それでも留学生などが増えてきた今、速さや幅のあるバスケットを求めていきますよ」

少しずつ成長している熊本国府だが、成長を求めるのは未熟な証拠でもある。

しかし成長のあとには“実り”の時期がやってくる。

ベテランコーチが若い選手たちをどこまで実らせるのか――挑戦はまだ始まったばかり

ウインターカップ-イマケン

  • 2015年12月24日(木)

ナガチカさん、十駒さん、ご無沙汰しています。

さのっちさん、更新が疎遠になってすみません。

ドリブルなどの基礎は本当に大事です。

息子翔太は幸せなことに大学までキャプテンをやらせてもらいましたが、小学校の部活でセンターしかやらされなかったら、そこまで伸びなかったでしょう。

幸か不幸か事情で転校した先に部活がなくて、トライアンフ、ベアーズに入って基礎を徹底的に仕込まれたおかげで、中学ではまったく無名の存在でしたが、高校も大学も1年生からそれなりに活躍の場が与えられました。

さて、本題です。今年もウインターカップが始まりました。公式HPからネタを転載します。

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女子は1回戦全18試合、男子は6試合の1回戦が行われ、初日から熱戦が繰り広げられました。

 第1試合、85-73で聖和学園を破り、初戦を突破した福岡大学附属若葉は#5内尾 聡菜選手が29得点、14リバウンド、8アシストを挙げ、勝利に貢献。

また、県立四日市商業は#4平末 明日香選手が29点、#6辻本 晴香選手も29点を挙げ、さらにリバウンドを10本奪って和歌山信愛を90-73で下し、3年生がチームを勝利に導きます。

しかし、それ以上に女子1回戦は2年生の活躍が目立ちました。

 安城学園#13須田 多恵選手は34得点を挙げ、Wダブル(※スタッツの2項目が2桁)を記録する選手も多かったです。

札幌山の手#16栗林 未和選手(29点/11リバウンド)、県立足羽#11宮崎 安奈選手(16点/10アシスト)、明星学園#14オコエ 桃仁花選手(14点/17リバウンド)、開志国際#15シラ ソカナ・ファトー・ジャ選手(28点/12リバウンド)は、いずれも2年生たち。

残念ながら滋賀短期大学附属に敗れた倉吉北でしたが、2年生#4西村 留奈選手は33点/10リバウンド/13スティールのトリプルダブル(※スタッツの3項目が2桁)をマーク。

本日の最多得点となる36点を挙げたのは、熊本国府の1年生#14橋口 樹選手。今年8月に開催されたFIBA ASIA U-16選手権に出場し、来年開催されるFIBA U-17世界選手権を勝ち獲った女子U-16日本代表メンバーの一人です。

1年生〜3年生まで総力戦で挑む“高校バスケ頂上決戦”。新たなるヒロインが誕生するかもしれません。

 男子1回戦、

99点を挙げた県立宇都宮工業は#7ロンゴ ダニエル選手(27点)、#9玉田 有輝選手(23点)、#8深田 匠満選手(21点)の3人が20点オーバーの活躍を見せましたが、県立小禄は#14儀間 真選手の29点を筆頭に110点を奪って勝利。

インターハイでは1回戦敗退の悔しい思いをした明徳義塾は、#12オウマ エリックジャガニー選手が30得点/16リバウンドを挙げ、県立広島皆実を85-79で破り、2回戦へ駒を進めました。
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熊本国府の名が出ていました。今後の活躍に期待です。

なお、「オコエ桃仁花」といえば、高校野球で活躍したオコエ瑠偉選手の妹だそうですね。さすが。

十駒さんへ-ナガチカ

  • 2015年12月14日(月)

ドリブル考について、ありがとうございました。

ちなみに…

ステファンカリーの身長は十駒さんとほぼ同じです。


ドリブルに関する指導者の感覚が違うと思います。

日本の指導者の多くはドリブルを大きな選手にさせていない、と思います。

お久しぶりです-十駒

  • 2015年12月07日(月)

お久しぶりです。
十駒です。兎狛に変えようかなと(笑)
ナガチカさんのブログ復活に加え、ドリブルについて考える記事がありました。
非常に重要なことに感じます。
私が背が高いのは知る人ぞ知る所ではありますが、ドリブルは苦手です。しかしながらNBAプレイヤーは私くらいの身長で凄いハンドリングとドリブルを見せてくれます。
彼らはいつその技術を身につけているのでしょうか?
現在、高校生を指導していますが、ドリブルが上手くなったなぁと感じる選手に出会った事がありません。おそらく高校生にもなると固定観念やクセから個人技は同じ練習量を与えたとしても小学生ほど上手になりません。
やはり基礎は小中学生でしっかり身に付けておくべきだと思います。
ベアーズの練習風景を見ていつも思うことです。素晴らしいと…
そしてその身につけた基礎をベースに高校生辺りで「試合に活かす技術」へと変換させると劇的な成長を見る事が出来るのだろうと思います。
野球で言えば、家の前でお父さんとするキャッチボールもプロ野球選手が練習中にするキャッチボールも同じ「キャッチボール」ですが、その深い意味や試合での必要性をつくづく考えた人、ボールに慣れるためにする人。それぞれ意味合いや目的が変わってくるはずです。が、キャッチボールという一つの行為なのです。
ドリブルも然り。出来なければいけません。できた上でその活用法や意味、その状況での選択肢の一つなどなど、試合で活かすドリブルを見出せるのではないでしょうか。
試合中ボールを持ったら3つしかアクションはありません。その内の1つです。とても大事な技術ですよね。
ハンドリングやドリブルワーク。疎かに出来ない大事なことです。
5対5のバスケットも1対0から始まります。ドリブルは自分へのパスだという名言をとあるベアーズの?指導している方から聞いた時、目からウロコでした。
トライアンフ、ベアーズの皆さん!
しっかり基礎を培い高校生の時にはコートの中でスポットライトを浴びて下さい。
その時に初めて得るものが見えるはずです。
勉強も一緒です。足し算が出来ない人はきっと掛け算の理由が分からないはずです。
今しか出来ない大事な事を見逃さずに人生の土台を作って下さい。
応援しています。
早くベアーズOBが私の指導している高校に入学して欲しいと思う今日この頃です(笑)