サンマ祭-イマケン

  • 2014年09月27日(土)

ご無沙汰しています。

バスケねたもなく、大牟田お散歩日記です。

有明新報という地元の新聞で「大牟田サンマ祭」というイベントを見つけ、行って来ました。気仙沼から運んだ3000本のサンマを焼いて無料で振舞うのだそうで。・・・今年はサンマ高いのにね。

主催しているのは、ヤヨイサンフーズ九州工場という食品製造工場。マルハニチロの子会社で、資本金7億円余り。他所にもいくつか工場があるそうです。気仙沼にも工場があって、東日本大震災で被災。その対策で数十人規模の従業員が大牟田の九州工場に一時転勤してきたのが縁で、このイベントが始まったのだそうです。

到着すると、まず入り口で引換券を渡されます。
「サンマ」と「飲み物」と「バーベキュー」と「その他」の4枚セット。

せっかくだから、東北の物産販売でもあれば、買って貢献しようと思ったのですが、すべてタダ。太っ腹です。

入ったらすぐに目に入ったのは長蛇の列。「サンマ最後尾」の看板があって、これを見た途端に、「こりゃだめだ。」と、その他の物から攻めて、サンマはあきらめようと思いました。

で、中のほうへ行くと、ミニパネル展で被災前→被災当時→1年後→現在のこの会社の気仙沼工場周辺の航空写真。これが唯一震災を思わせるものでした。いくつもの棟があり、大規模な工場だったようですが、海岸にあったので、全滅。そして、現在、一部再建された工場もあるものの、岸壁や陸地も一部水没したままで、更地が目立つという、復興はまだまだな状況の写真でした。

さて、会場は大盛況でステージではさまざまなイベントも行われ、思ったより大規模でした。市長さんや地元国会議員も来てました。

まずは飲み物コーナー。暑いので、かき氷が一番人気で、長い列。ジュースなどは並ぶ必要がありません。

その中に、日本酒の試飲コーナーがあるではないですか。しかも、今や大人気で入手困難な「獺祭」(だっさい)の純米大吟醸とスパークリング、そして「蒼天伝」の3種類をセットでいただけるという豪華版。自転車で来たのですが、これは素通りできません。腹を決めて、おいしくいただきました。(これは「その他」の引換券。)

そして、「飲み物」引換券では、ええい、冷たい生ビールもいっちゃいました。

続いて「バーベキュー」。ホルモン、薩摩黒豚、三瀬鶏、有明新生高校鉄板部のお好み焼きの4種から選べます。鉄板部に興味があったのですが、残念ながら、売れすぎてちょうど補給中だったので、仕方なく一番すいている三瀬鳥に。これも十分おいしい。(その後再開された鉄板部には行列ができていた。)

その一角にはこの会社の製品の試食コーナーが、引換券なしで、控えめに出ていたのでこちらもいただきました。異なる4種類くらいを、少しずつ盛り合わせで。今度店で見かけたら買って食べたいと思います。

そして、「サンマ」引換券だけが残りました。

しようがない、帰ろうと思ったら、さっきよりも列が短くなっていました。焼くのを見ていたら、20〜30人くらいで、もうもうたる煙出しながら、ばんばん焼いていたので、これなら待ち時間もそれほどでもあるまいと、列に並びました。

約20分待って、焼きたてのさんまを手に入れました。

大根おろし、すだち、ぽん酢、醤油はセルフで、好きなようにかけて食べます。私はすだち4分の1個をたっぷり絞り、醤油をかけてがぶりがぶりといただきました。よく太った新鮮サンマの炭火焼きたては、やはりうまかった。

もう大満足でした。一企業がここまでやってくれるとはすごい。

10時からのイベントでしたが、私の帰る12時半頃には、予定のサンマがなくなったほど大盛況でした。

来年も行きたいイベントです。

(帰りは自転車を押して帰ったのはいうまでもありません。所要約1時間、秋ながら日差しは強く、うっすら汗もかき、いい運動にはなりました。)

(帰ったら、サンマ臭くてすぐシャワー浴びましたけど。)